2014/06/12

zsh環境の正常化とpecoとzshが連携出来ないお話

ghqを使ったローカルリポジトリの統一的・効率的な管理について - delirious thoughts をやってみようと思い、ghq と gem-src は無事導入できた。 最近は golang 製の percol である lestrrat/peco というものがあるらしく、全く使っていない pip を使うよりいいなとやってみたが zsh の連携が出来ない。
function peco-src() {
    local selected_dir=$(ghq list --full-path | peco --query "$LBUFFER")
    if [ -n "$selected_dir" ]; then
        BUFFER="cd ${selected_dir}"
        zle accept-line
    fi
    zle clear-screen
}
zle -N peco-src
bindkey '^S' peco-src
こんなのを.zshrcに書いたが、Ctrl-S で起動しないし、直接 peco-src とやってディレクトリを選択するとエラーになる。
peco-src:zle:4: widgets can only be called when ZLE is active
peco-src:zle:6: widgets can only be called when ZLE is active
あれこれいじったり調べていると、どうも自分の zsh の環境が少しおかしいことに気づく。
% echo $module_path
/usr/lib/zsh/5.0.2/zsh
% zsh --version
zsh 5.0.5 (x86_64-apple-darwin13.0.0)
明らかにおかしい。どうやら、実行しているシェルは Mac に元から入っていた zsh のようだ。
おそらく、購入時に環境設定した時には chsh -s /bin/zsh したんだろう。
さっそく、homebrew の zsh に切り替える。
% sudo sh -c "echo /usr/local/bin/zsh" >> /etc/shells
% chsh -s /usr/local/bin/zsh
しかし、下記のエラーが出た。
/Users/pinzolo/.zshenv:1: command not found: rbenv
/Users/pinzolo/.zshenv:2: command not found: pyenv
compinit:183: module `zsh/parameter' has no such feature: `p:dis_patchars': autoload cancelled
compinit:183: module `zsh/parameter' has no such feature: `p:patchars': autoload cancelled
rbenv と pyenv のエラーは .zshenv の先頭に export PATH="/usr/local/bin:$PATH" を追加したら消えた。
compinit のエラーは zsh を再インストールしたら消えた。
% brew uninstall zsh
% brew install zsh --enable-etcdir
しかし、それでも peco-src は動かない。
/usr/local/Cellar/zsh/5.0.5/libzle.so はあるし、.zshrc 内では zle は動いていると思われる。
実行時にエラーが出るんだが、どうしてなんだろうか?
調べても同様の状況の人が出てこない。どうしたものか

2 件のコメント :

  1. こんにちは。エラーの原因はたぶんこうだと思います。

    1. Ctrl-Sで起動できない
    Ctrl-Sを押しても何にも反応がないのなら、たぶんflow_controlが有効になっているんだと思います。
    .zshrcにsetopt no_flow_controlと書けば解決します。
    flow_controlというのはCtrl-Sでターミナル表示を停止して、Ctrl-Qでそれを元に戻して、というやつです。
    今どきは特に役に立たないので無効にしておいて問題ないです。

    2. 直接 peco-src とやってディレクトリを選択するとエラーになる
    元のスクリプトで BUFFER= ... とBUFFER変数に代入しているところがあります。
    BUFFERは現在のコマンドライン全体を読み書きするための変数です。
    zsh の仕様として、直接起動した関数の中では BUFFER は上書きできないようになっているのでそんなエラーが出ている状態です。
    bindkey したキーバインドを経由して呼び出すとエラーになりません。

    というわけで、結論としては .zshrc に setopt no_flow_controlと書いて Ctrl-S を押せば良いと思います。

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    1. Uooooooo!!
      仰る通りにしたら、解決しました。
      flow control ということは stty -ixon でもいける?と思って試したらコレでも大丈夫でした。
      setopt no_flow_control のほうがわかりやすいので、そちらを利用したいと思います。
      ありがとうございました。

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